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【保存版】これでOK!!美容師の個人事業主の経費に対する考え方

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【保存版】これでOK!!美容師の個人事業主の経費に対する考え方

個人で事業を起こす時に利益のことを考えますが、同時に支出も考えなくてはなりません。その中でもどうしても出てくるものが「経費」です。経費を抑えることで無駄を省き、運営の効率化も図れます。

そこで今回は個人で美容室を経営される方のために、経費に対する考え方をまとめてみました。

1.経費とは何か?

経費と聞くと、会社が出費するお金だと思われがちです。経費の意味がはっきりしない方の中には、費用・損金という言葉との違いが分からない方も多いようです。経費・費用・損金は、経営をしていく上で離れられない大切なものです。その違いを挙げながら経費についてまとめていきます。

まず、費用ですが、これは会計上の言葉として用いられます。費用が1番広い意味で使われます。会社が支出した金銭はもちろん、支出を伴わない減価償却費も費用に含まれます。簡単に言うと、事業に関係する支出が費用となります。次に損金です。これは税務上の言葉として用いられます。費用と違い、損金は限定した使い方をします。法人税を計算する際に、収益から差し引きできる費用を損金と言います。

損金は、費用の中に含まれますが、全ての費用が損金になるわけではありません。損金は、費用の中の一部ではありますが、損金として扱うには条件が必要になります。収益から損金を差し引いた金額に対して法人税は課税されるので、損金についてはしっかり把握しておく必要があります。

 

これらを踏まえた上で、最後に経費についてご説明します。

経費は、費用と同じく会計上の言葉で、経営費用の略称です。会社によっては費用と同じ意味合いで使っているところもあるようです。経費も会社の支出したお金のことを意味するので間違いではありません。ですが、使う場面としては直接利益に繋がるものよりも間接的なものに対して使うことが多いと思います。

例えば、取引先との交際費や文具などを買った時の物品費・交通費などです。使う場面が幅広いので費用との違いが分かりにくい言葉です。また、経費を損金として扱えることもあります。損金として扱える条件を満たしていれば経費も損金になるので、その場合は経費と損金は同じ意味と言うことになります。

経費とは、主に間接的に利益に繋がる費用に対して使う場合が多く、条件を満たせば損金にもなり得るので状況によって意味が変化する言葉です。

2.所得税の計算方法をおさらい

所得税とは、課税所得に税率をかけて税額控除額を差し引いた金額を言います。個人事業主の方は、収入から経費や各種控除額を差し引いて課税所得額を出します。税額控除額は年収により変化します。195万円以下だと税率は最低の5%ですが、税額控除額は0円です。195万円を超えると税率が上がる分、税額控除額も増えていきます。

課税所得を算出する時の各種控除額とは、個人的な実情を加味して控除される所得控除のことです。控除の種類は様々で、複数適応されることもあるのでご紹介します。

まずは、基礎控除です。これは全員に一律で適応され、控除額は38万円です。2つ目は、勤労学生控除です。これは納税者が勤労学生の場合に受けられる控除であり、控除額は27万円です。3つ目は、雑損控除です。これは盗難や災害などで損害を受けた場合の控除です。控除額は損害によって変わります。

 

次は支払った時に受けられる控除を6つご紹介します。

①.医療費控除。これは病院などで一定額以上の医療費を払った場合に受けられます。

医療費控除額=支払った医療費-保険金など-10万円で算出されます。最後の10万円ですが、年間の所得が200万円未満の場合は総所得の5%となります。

②.社会保険料控除。これは国民年金や国民健康保険などの社会保険料を支払った場合に、その年に支払った全額が控除されます。

③.小規模企業共済等掛金控除。これは個人型年金や指定された共済などを支払った場合に受けられます。控除額はその年に支払った掛金全額です。

④.生命保険料控除。これは生命保険料を支払った場合に受けられます。控除額は年間の保険料によって変化しますが、最高で12万円です。

⑤.地震保険料控除。これは地震保険料を支払った場合に受けられます。控除額は年間の保険料によって変化しますが、最高で5万円です。

⑥.寄付金控除。これは寄付をした場合に受けられます。特定寄付金-2,000円が控除されます。ふるさと納税も対象です。ただし控除額には上限があり、年間の所得の40%までとなっています。

 

次は配偶者などの家族がいる場合に関係する控除を5つご紹介します。

①.寡婦・寡夫控除。これは配偶者と死別した場合に受けられる控除です。基本的には27万円ですが、35万円の場合もあります。

②.障がい者控除。納税者自信、あるいは配偶者や扶養親族が所得税法上の障がい者に当てはまる場合に受けられる控除です。基本的には1人につき27万円ですが、40万円もしくは75万円の場合もあります。

③.配偶者控除。これは控除対象配偶者がいる場合に受けられます。基本的には38万円ですが、配偶者が70歳以上の場合は48万円となります。

④.配偶者特別控除。これは配偶者が38万円を超える所得があり、配偶者控除を受けられない場合に、配偶者の所得に応じて受けられる控除です。控除額の最高は38万円です。

⑤.扶養控除。これは控除対象になる扶養家族がいる場合に受けられる控除です。控除額は扶養親族の年齢により変化しますが、基本的には38万円です。

 

最後は青色申告特別控除です。これは青色申告者だけが受けられる控除です。控除額は10万円か65万円です。

所得税を算出するのは式で見ると簡単ですが、個人事業主となると各種控除の種類も多いので把握しておく必要があります。経費も課税所得から外れるので、間違いのない知識を持っておくことが大切です。

何が経費として扱われるのかを把握しておけば節税にも繋がるので、日頃の管理を心がけましょう。

3.何が経費で落ちるのか?

経費についてはご説明しましたが、実際、美容師の仕事において何が経費で落とせるのでしょうか?経費は節税にも関わってくるので把握しておきたいところです。

基本的に経費で落とせるものは、仕事上必要なものと理解しておくといいでしょう。

経費で落とせるものを挙げてみましょう。

・土地代・家賃
・電気・水道などの光熱費
・交通費
・スキルアップや資格所得のための研修費用
・ハサミやシザーケース
・シャンプーやスタイリング剤などの消耗品
・美容室に置くための雑誌類

などがあります。

経費になるかはっきりしないものに洋服があります。制服がなく、普通の洋服で営業をしている美容室は多くあります。仕事で着るとしても、私服用として購入したものに関しては経費で落とせないこともあるようです。

また、美容師にはスキルも必要ですがその人自体にも魅力が必要です。なので仕事の上で、魅力的な自分を見せるために購入した洋服であれば、経費で落とせることもあるようです。仕事用というところがポイントになります。

洋服は、経費で落とせることもありますが、時計やピアスなどのアクセサリーは一切落とせません。これは、仕事をする上で必要不可欠なものではないという理由があるからです。

4.領収書の貰い方と整理の仕方

領収書とは、経費で落とすためには必ず必要になります。何にお金を使ったかを把握し証明するものなので忘れずに受け取りましょう。レシートでも領収書として扱えるので問題ありませんが、手書きの領収書について触れていきましょう。

まず領収書を貰う時のポイントは、宛名・金額・但し書・日付・支払先の5つです。

宛名と但し書は、詳しく書いてもらうようにしましょう。上様と書いてもらう人も多くいますし、購入した詳細をかかずに品代などと書いてもらう人もいます。この2つは税務調査の時に疑われる要素になりかねません。私用に使ったものを経費で落とそうとしていると思われるケースもあるようなので、宛名は上ではなく会社名などを正確に書き、但し書には購入・使用した詳細を書いてもらうようにしましょう。

金額の欄は、数字の左端に¥を書くなどで訂正できないようにしてもらいましょう。

日付は購入したり、食事などであれば行った当日を記載しなければなりません。もし当日に貰い損ねて後日貰いたい時は、但し書の欄に使った日付を書き込んでもらいましょう。領収書の日付は作成日にしなくてはなりませんが、購入日が別の場合は但し書の欄であれば記入しても問題ありません。

上記を踏まえて、使用したお店の店名がしっかりと記載されていれば大丈夫です。

領収書の整理ですが、貰う枚数が多いなら日ごとにまとめましょう。ホチキスで止めるかクリップなどでまとめておけば便利です。

小さくまとめるようにして、月毎に封筒に入れて保管しましょう。保管場所を決めておけば管理もしやすくなります。

5.美容師におススメの個人向けの経費精算ツール

自分で毎回計算するのは大変な作業です。最近ではいろんなツールが登場しているので、美容師の方におススメの経費精算ツールをご紹介します。

5.1 楽楽精算

交通費などを含む経費の精算を楽にしてくれるツールです。利用者が楽になることを考えて作られているだけでなく、しっかりとしたサポート体制もあるので安心です。

価格:初期費用10万円・月額3万円
参考URL:https://www.rakurakuseisan.jp/

5.2 MFクラウド経費

経費精算にかかっていた時間を1/10に!経費の精算を効率化することにより、利用者の生産性にも繋がります。スマホでの操作もでき、面倒な打ち込みはオペレーターに任せることが出来ます。

価格:月額500円×アクティブユーザー数
参考URL:https://biz.moneyforward.com/expense

 

5.3 経費精算freee

経費の申請・承認・管理にかかるコストを最小化!スマホとの連携も可能なので、経費が発生したらその都度申請することができます。

価格:月額3,980円
参考URL:https://www.freee.co.jp/houjin/keihiseisan

5.4 メリービズ(Merry Biz)

メリービズなら経理業務を代行してくれます!簡単化されているとはいえ、自身でソフトを扱うのに不安がある方もいるでしょう。そんな方に是非おススメです。

価格:月額9,980円
参考URL:http://merrybiz.jp/

5.5 Streamed(ストリームド)

簡単アップロードで、翌営業日には記帳完了!面倒な入力は不要で、手書きの領収書でも99.9%正確に読み取ります。

価格:月額12,000円(101仕訳以降1仕訳毎20円)
参考URL:http://streamedup.com/accounting

6.まとめ

個人事業主向けに、経費についてまとめてきました。経費の認識は節税にも繋がり、知識があるかないかでは、事業主のスキルとしても大きな違いが場所になります。

美容師をやっていく中での経費で落とせるものも挙げましたが、経費で落とせるものの共通点は、仕事に必要かどうかと思っていいでしょう。その際の領収書の書き方も気をつけましょう。経費で落とせるはずが、記入にミスがあれば落とせなくなるかもしれません。

経費の管理には専用ツールも多数ありますので、ご自身にあったツールを見つけて無駄な時間の削減を目指しましょう。経費とは、知っているようであやふやなままでは、経営にも響くといっていいものです。しっかりと把握・管理し、節税を考え、管理にかかるコストを削減し本業の向上を目指しましょう。

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