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実際儲かる?美容師のオーナーは本当の所、いくら稼げるのか?

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実際儲かる?美容師のオーナーは本当の所、いくら稼げるのか?

美容師は年収が低いとよく言われます。カリスマ美容師ともてはやされ、SNSに毎日のようにキラキラした生活をアップしてどんどんファンを増やしていくような成功を収めている人は本当にわずかで、ほとんどの美容師はなかなか貯金もできずに厳しい労働条件で働いています。しかし、ある程度続いているサロンで働いている美容師なら、ひと月に数十人~多くて数百人もの顧客に対応します。

売上から考えて、一体このうちのどれ程が利益として手元に入り、残りはどこに消えているのでしょう。サロンの売上と美容師の給料について徹底的に説明し、その中でオーナーがいかに得をしているかについて見ていきたいと思います。

 

1.美容師の平均年収

1.1 アシスタント

年収が低いと言われる美容師のなかでも、特にアシスタントは低い給料しかもらえません。青山や表参道などの一級サロンでは、月給10万円前後ということも珍しくはないようです。しかし、地方だと17万円ほどと、少し高くなっています。

このような状況では、特に一人暮らしだと厳しい生活を強いられます。食費や家賃に加え、美容師としての身だしなみの費用をそこから捻出しなければなりませんし、朝早くから夜遅くまで働くので内職もする余裕がありません。それゆえ、こうした環境に耐え切れず辞めてしまう人も少なくないのです。

1.2 スタイリスト

アシスタントの下積み時期を終えてスタイリストになると、給与は一気に上がり月収20万円ほどになります。ここに追加で指名料などが入り、歩合制で増えていきます。この歩合制は、店舗によって大きな差があり、売上が大きいサロンになるほど高くなっていく傾向にあるようです。アシスタント期には、一般企業の社会人に大きく遅れを取ってしまいますが、売れるスタイリストになると、この差をつめて大きく稼ぐことができます。売上によるインセンティブ報酬をいかに獲得できるかが、将来を左右するといってもよいでしょう。

ちなみに、厚生労働省の平成28年賃金構造基本統計調査によれば、美容師の平均年収は30.6歳で約287万円となっています。

・平均年齢:30.6歳

・勤続年数:6.4年

・労働時間:177時間/月

・超過労働:5時間/月

・月額給与:234,600円

・年間賞与:61,700円

・平均年収:2,876,900円

出典:厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算

これはアシスタントから独立美容師・フリーランスまで含んだ全ての美容師の平均値ではありますが、参考にしてみてください。

 

1.3店長

店長クラスになるとなかなかの収入を得られるようなるかと思いきや、店舗によってまちまちなので確実に高収入とは言えません。独立・開業した方以外は、平均的には月収25~35万円ほどです。自分で開業された方であれば、仕事としては経営や事務全般を請け負うことになったとしても、30代で月収80~100万まで上がります。

しかし、これはあくまで安定して経営が続けられているサロンの場合であり、経営がうまく回っていないサロンなどでは店長が残業月100時間で月収30万などということがあります。スタイリストやアシスタントの給料をプロに任せることも経営をしっかりさせるコツの一つでしょう。

 

2.オーナーの収入モデル

ここまでサロンの各役職の給料を大まかに見てきましたが、次に実際のオーナーとサロンの売上の関係を詳しく分析してみましょう。

2.1 店舗の売上

まず、統計から店舗の売上の平均数値を出していきましょう。

下の表は、平成25年の厚生労働省の調査データです。

こちらを見ると、従業員が1人~4人のサロンが全体の7割以上を占めており、また、平日来店者数は0人~9人、休日来店者数は0人~14人が全体の7割を占めていることがわかります。このデータをもとに客単価を5000円、7500円、10000円としてサロン1店舗の売り上げをそれぞれの場合で計算した結果をまとめたサイト(http://salonboost.info/biyouinnouriage)があるので、そちらを参考にさせていただきます。

このようになり、最高で月300万、安めの設定でも月160万程の売上になることがわかります。全国の7割のサロンはこの中に収まるので、ここに出てくる数字の範囲内で少し話を進めてみましょう。

2.2 美容室の経費と抑えるコツ

美容室でかかる経費としては、一番大きいものとして人件費があり、次に光熱費・消耗品費・広告費などの諸費用が続きます。人件費は平均的なサロンでは5割弱、4割ほどが理想とされています。また、一人で経営・接客までこなすならば、売上から諸経費すべて引いたものが給料となるので、黒字にはなりやすいといえるでしょう。

しかし、一人雇うたびに数十万円という単位で月々の出費が増えていくことを考えると、その人を雇うことで人件費を上回る効果を得られるのか、ということを考えなければなりません。また、新規に開業する場合はテナント料もかかるので、経費はできるだけ抑えるように工夫をしなければ経営がうまく回らなくなることもあります。

光熱費や消耗品はそのいい例です。シャワーの際の水道代や、サロンをきれいに見せるための照明はお客さんを満足させるためにも必須ですが、設備によって節約できる場合もあるため、そういったものを選ぶこともできます。また、消耗品も、開業支援とともに美容商材の提供を行っている会社と提携を結ぶことで、様々な優秀な商材を利用し、経費を抑えることができることもあります。

上の例を見てもわかる通り、経費は知らぬ間にかさんでしまうものです。従業員とお客様、そして何よりオーナーが満足するようにお金を配分することは非常に難しいのです。

2.3 オーナーの収入

ここでオーナーの収入の具体的な仕組みを見てみましょう。

だいたい売上から諸費用を引いた割合を見ると以下のようになります。

売上を100%として

・人件費40%

美容材料費10%前後

・家賃光熱費5%

・その他20%

オーナーの手元に残るのは全体の25%程になります。例えば、軌道に乗っている店の売り上げが月300万だとすると、75万になります。ここから税金などが引かれるので手取りは更に少ないですが、年収でみれば900万円なので、全国平均が400万円前後であることを踏まえれば高収入といえるのではないでしょうか。

先ほどの、約7割のサロンを統計的に表したグラフにおいての最高点の店のオーナーが年収900万円であるということは、1000万円を超えるようなオーナーは、全国のサロンオーナーの3割程度しかいないということです。スタイリストから独立して個人のサロンを持ち、成功して上位3割のオーナーになるということを考えると、年収1000万円を獲得するのはなかなか険しい道といえます。

2.4 収入モデル

実際の収入モデルとして、20人雇用のサロンオーナーとしては年収1000万円、40人雇用のサロンオーナーは年収2500万円という目安があます。この収入モデルは実際に経費などの計算を考慮しても成立します。このことから、オーナーの年収はサロンの規模と比例して自然と増えることがわかります。

また、人気の美容師が稼げる売上の最大でも月200万円程度ですが、この3割が美容師本人の収入へ、残りはオーナーに回るとすれば、オーナーは人気の美容師を雇えば雇うほど自身の収入が増えていくといえます。

 

3.まとめ

美容室オーナーがどれほどの収入を得られるのか、お判りいただけたでしょうか。美容師は稼げないといわれていますが、独立してやっていける規模のサロンを開くことができれば、オーナーとして確実に稼ぐことができます。先ほど述べたように、上位3割のオーナーになれば年収1000万円を超えますし、さらに規模を拡大していくことも可能でしょう。

成功する美容師となるためには、トップスタイリストになり、自分のサロンを計画立てて開くことが重要です。開店する場所を間違えれば、お客さんが一日0人などということも十分にあり得ます。「独立したら稼げる」という考えは捨て「独立はどうしたら成功するか」を考えなければ、高い収入を得ることは難しいでしょう。


参考記事: http://junkuwabara.com/?p=7005

    http://freelancestylist.airsalon.net/2017/07/25/post-58845/

    http://www.xn--j2rv1l1b329eznx86c476c.com/?p=472

    http://freelancestylist.airsalon.net/2017/07/25/post-58845/

 

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